都立高校では５教科の選抜試験の成績（３教科の高校も一部あります）と学校の内申点を換算して合否が判断されます。たしかに学区制が撤廃された都立高校の入試では当日の試験の得点の比重が大きくなりましたが、内申点（通知票の成績）は依然として３〜４割の重さを持っています。受験の準備として今できる最も効果的な道は内申点を上げることに変わりありません。
　都立高校を目指すためには (1)不得意科目をなくし、各教科全般の内申を上げる。(2)そのために定期試験に照準を合わせて勉強することはもちろん、提出物なども必ず出す。……といった不断の努力が必要となります。

　ゆずり葉塾では大部分の塾生が２年生の最後に比べて内申点を大きく上げました。毎日の小さな努力の積み重ねが合格につながったのです。私たちは口うるさい教師だったかもしれません。学校の宿題であるにもかかわらず、例えば「○○先生の社会の提出物は出したのか？」とはっぱをかけます。未提出の場合は塾で仕上げるようにさせました。でもみんな「もう疲れたよー」などと弱音をはきながらも、何時間もかかって宿題をやりとげていました。
冬期講習が終わったあとは土曜日も日曜日もなく、毎日塾に通って演習に取り組みました。「これまでこんなに勉強したことないよー」「もうあたしの脳味噌パンク状態」そう言いながらもよく続けたと思います。

　高校入試という大きなハードルを乗り越えた自信を胸に新たな課題に立ち向かって欲しいと思っています。